名称
草薙神社龍勢花火
(くさなぎじんじゃりゅうせいはなび)
エリア
静岡市
指定区分
県指定
保護団体
草薙神社龍勢保存会
開催日程
9月22日
開催場所
草薙スポーツ広場および周辺農地(静岡市清水区草薙350-1)
ホームページ等
その他備考
9月中旬に開催
2024年の予備日は23日(月・祝)、28日(土)、29日(日)
草薙神社龍勢花火
(くさなぎじんじゃりゅうせいはなび)
静岡市
県指定
草薙神社龍勢保存会
9月22日
草薙スポーツ広場および周辺農地(静岡市清水区草薙350-1)
9月中旬に開催
2024年の予備日は23日(月・祝)、28日(土)、29日(日)
龍勢(流星)は、あたかも龍が昇るように天空高く打上げられる伝統的なロケット式の花火である。黒色火薬を詰めた竹製の吹き筒に、尾と呼ばれる10メートルほどの竹竿をつけて空中に発射し手製の落下傘を放出して、ゆっくり落下させ、その間に、様々な仕掛花火を順次放出する趣向を楽しむものである。発射台となる高い櫓を設け、地区ごとに花火の演目が独特の口上を歌い上げて紹介されるのも特徴である。静岡県内には、駿府を中心とした地域にこの種の花火が伝承されていたが、現在行われているのは清水市草薙と岡部町朝比奈の2地区のみである。草薙神社(清水市草薙)の秋の例祭(9月20日、20日が日曜日でない時はその後の最初の休日)に奉納される。打ち上げ当日は、木遺歌に合わせて商店街を練り歩き、すべての龍勢を社前へ並べてお祓いを受ける。周辺では都市化が進行しているものの、谷間の畑地に打ち上げ場所を確保するなど保存に努めており、保存伝承状態は良好である。龍勢は、全国にも伝承がわずか数例と稀になっており、江戸時代に流行った狼煙花火の伝統技法を今に伝える貴重な民俗行事である。