名称
海名野神明神社の人形三番叟
(かいなのしんめいじんじゃのにんぎょうさんばそう)
エリア
西伊豆町
指定区分
県指定
保護団体
勇義社
開催日程
11月2日 〜 11月3日
開催場所
海名野神明神社(西伊豆町中)
その他備考
例年11月2~3日に開催
2024年は中止
海名野神明神社の人形三番叟
(かいなのしんめいじんじゃのにんぎょうさんばそう)
西伊豆町
県指定
勇義社
11月2日 〜 11月3日
海名野神明神社(西伊豆町中)
例年11月2~3日に開催
2024年は中止
本民俗芸能は、毎年11月2日の秋季例大祭宵宮と3日の本祭りに境内の「庁屋」と呼ぶ舞台で上演される。宵宮の三番叟を「日の入り三番」、本祭りの三番叟を「日の出三番」と呼ぶ。両日とも三番叟の上演は「顔見世」からはじまり、「千歳」、「翁」、「三番叟」の順に演じていく。
三番叟(式三番)は関東甲信・兵庫県などにも点在しているが、特に伊豆半島は三番叟の分布が稠密な地域で、廃絶・中断箇所を含めて45箇所ほどの伝承地が確認されている。伊豆半島の各地に伝承する三番叟の多くは人が演じるもので、人形三番叟は伝承数が少なく、現在、宇久須、仁科、海名野(以上西伊豆町)、東子浦(南伊豆町)、小川(伊豆市)の5箇所が人形三番叟を伝えるのみである。
このうち、一人遣いの人形三番叟を伝えているのは海名野だけである。「裾突っ込み式」という人形三番叟の操法は、全国的に見ても他にほとんど類例がなく、貴重な事例となっている。
本物件は、人形三番叟の操法の変遷過程を考える上でも貴重な事例である。