梅津神楽

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大井川の上流域は中世から近世にかけて金山衆が活躍した黄金の谷であった。梅津神楽を伝える梅地、犬間もやはり金山衆の出入りした村で、河底から採る「川金」、河岸段丘から堀り採る「柴金」、そして山に金鉱脈などを見つけて堀金鉱石から金を選別する「山金」などなどの方法で持って採出していたのである。砂金を選り出す「ユリバチ」も卵型をした曲げ物で、大井川上流だけの特異な形であった。
梅津神楽を伝える神社の真下は、坑道がうがたれており、そこから取り出された金鉱石が御神体と伝えられている。演目「金丸」は、手力男命の舞と伝え、この金属神の舞を伝えるのも必然性を感ずるが、演目は採り物の舞と面行の舞とに分れ、面行の舞は記紀から題材を基に、「須佐之男命舞」「宇須売の舞」がそれぞれ役舞として対になって中心あり、「金丸」もそうなると天照大神が天岩戸にかくれてしまいなんとかこの世に日の光をもう一度取り戻そうとして活躍した「手力男命」と「宇津女命」のとりあわせともとれる。
「須佐之男命舞」は<ソデ舞>とよばれる両ソデをくるくる腕に巻きつけたり、大きく振ったりすることが大事とされている。
梅津神楽は②藁科・川根型のグループに属するが、旧井川村との交流も繁く、「松竹梅の舞」「鳳の舞」など①安部・井川型のグループのみが伝える演目をも上演する。(出典:「ふるさと静岡県文化財写真集」4)

名称

梅津神楽
(うめづかぐら)

エリア

川根本町

指定区分

県指定

保護団体

梅津神楽保存会

開催日程

1月未定

開催場所

未定

その他備考

例年1月14日に開催

画像ギャラリー

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