神宮寺から「楽昇り」という行列をなして神社へ向かう舞楽の一団を観るだけで、ここにかもされている異国風のきらびやかな彩色にとりこまれていく。この心もちは、おそらくこの地にこの芸能を初めて伝えたとき、これを迎える人々も同じだったかと思われる。その始めは、慶雲2年(705)と伝えるが定かでなく、この舞楽を奉仕してきた「天社穀」という青年の集団が、約400年前の天正18年(1590)に見え、舞楽もその頃には伝わっていたものと思われる。(出典:「ふるさと静岡県文化財写真集」4)
遠江森町の舞楽 天宮神社の十二段舞楽(とおとうみもりまちのぶがく あめのみやじんじゃのじゅうにだんぶがく)
森町
国指定
天宮神社十二段舞楽保存会
4月6日 〜 4月7日
天宮神社(森町天宮)
4月第一土・日曜日に開催
神宮寺から「楽昇り」という行列をなして神社へ向かう舞楽の一団を観るだけで、ここにかもされている異国風のきらびやかな彩色にとりこまれていく。この心もちは、おそらくこの地にこの芸能を初めて伝えたとき、これを迎える人々も同じだったかと思われる。その始めは、慶雲2年(705)と伝えるが定かでなく、この舞楽を奉仕してきた「天社穀」という青年の集団が、約400年前の天正18年(1590)に見え、舞楽もその頃には伝わっていたものと思われる。(出典:「ふるさと静岡県文化財写真集」4)