木造金剛力士立像 吽形像 もくぞうこんごうりきしりゅうぞう うんぎょうぞう
霊山寺/静岡市清水区大内
像高216.8cm、クス材、一木造、彫眼、平安~鎌倉時代(12~13世紀)
金剛力士は、上半身裸形で筋骨隆々とした守護神です。本像のように、口を開いた「阿形」像と、口を結んだ「吽形」像の2体1対が仁王門に配置され、仁王像といわれることが多いです。
本像は、頭と体の幹を一材で彫出し、内刳りをしない造りが平安時代の一木造りに通じる一方、衣の下からでん部の輪郭を浮き上がらせる表現は、鎌倉時代以降の要素として指摘することもできます。耳の形は鎌倉時代の墨書銘文がある二十八部衆の木造伝神母天立像に似ているという指摘があります。
近代にガラス製の玉眼がはめられましたが、令和5~7年度の修理で本来の彫眼に復元されました。また、江戸時代の文政元年(1818)に駿府城下町の大工と仏師が修復作業を行った記録(岩座の墨書銘)が発見されています。
(2025年度作成、sfm、LEGA-SHIZU×3D管理番号LS0063)
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