木造随身坐像(有髭像) もくぞうずいしんぞう(ゆうしぞう)
茶畑浅間神社/裾野市へ寄託
像高54.3cm、針葉樹材、一木造、平安時代(11~12世紀)
随身(警護する官人)の像として、髭のある像と髭のない像の老若2体1対が伝わっています。いずれも冠をかぶり、腰をかけて両膝に手を置き、背筋をのばした勇ましい姿をしています。本像は髭がある方で、老相を思わせます。
随身像は外気にふれる環境に置かれるために、著しく劣化しています。別材だった両手両足の部分は失われています。その他は一木でつくられており、内刳りはありません。
脇下の小さな白い突起は3Dモデル上で生成されてしまったもので、現物にはありません。
(2025年10月作成、田村隆太郎、sfm、LS0057)
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