【新公開資料】堂山古墳の埴輪
堂山古墳は、古墳時代中期中葉(5世紀中葉)に築造された県内最大規模を誇る全長110mの前方後円墳です。遠江において古墳時代の首長墓が多く分布する磐田原台地の南縁に立地する古墳です。
墳丘の大半は昭和30年代に学校用地造成のために土取りされ、現在は周溝と墳丘の一部が残るのみです。当時の発掘調査によって多量の埴輪や鉄製品などが発見されており、静岡県指定の有形文化財になっています。埴輪には、円筒埴輪や鞆(とも)、甲冑、盾、蓋(きぬがさ)、鶏などの形象埴輪があります。
大型の前方後円墳であり、墳丘には葺石を施し、埴輪をめぐらせていること、その埴輪には近畿地方の優れた埴輪製作技術も認められること、豊富な内容の鉄製品をもつことなど、いずれも大和王権の王墓と共通する特徴が認められる地域の首長墓として評価することができます。
【2026年10月に新たに公開した文化財の3Dです。11月下旬には常設の展示室に再配置します。】

