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レガシズ×3D

みんなでつくる静岡県の
文化財デジタルミュージアム

戦後80年の歴史 緑十字機

緑十字機は、太平洋戦争の終戦交渉のために使用された飛行機で、そのことを示すため、機体を白く塗り、緑十字の印をつけて飛行しました。
昭和20年(1945年)8月19日、日本の代表団は終戦の講和処理にあたるために、緑十字機に乗って木更津(千葉県)から伊江島(沖縄県)に向かいました。伊江島からはアメリカ軍機に乗り換え、フィリピンのマニラで連合軍と会談し、降伏要求文書を受け取り帰還します。しかし、伊江島からの帰路の途中で緑十字機に不具合が生じ、8月20日の深夜に磐田市の鮫島海岸に不時着してしまいました。代表団に大きな怪我はなく、地元住民の助けを得て、降伏要求文書も全て回収し、浜松から代替機に乗って調布に無事到着しました。
不時着した緑十字機は放置され、その後の台風により機体は海中に没しました。平成18年(2006年)6月、尾翼の部品が磐田市の鮫島海岸で発見されました。さらに、平成23年(2011年)7月に増設燃料タンクの部分が遠州灘沖で発見されました。これらは、本機のものと考えられています。いずれも磐田市埋蔵文化財センターに保管されています。

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愛称「レガシズ」は、英語の「レガシー(legacy=遺産・財産・受け継いだもの)」と、静岡県の「シズ」から付けられました。
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