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レガシズ×3D

みんなでつくる静岡県の
文化財デジタルミュージアム

静岡市藁科川流域の仏像

静岡市の藁科川流域には、かつてあった寺院の仏像を地域によって守り伝えている建穂寺観音堂と坂ノ上薬師堂があります。
建穂寺は、飛鳥時代の創建と伝えられ、江戸時代には徳川家康から朱印を受けて栄えた大寺院でした。明治時代に廃寺となりましたが、多くの仏像がのこされ、現在は町内会が建設した観音堂で保存されています。平安時代と鎌倉時代の不動明王立像のほか、阿弥陀如来坐像、大日如来坐像、千手観音立像、二十八部衆像など多くの仏像があり、大寺院の歴史を物語っています。
坂ノ上薬師堂には、平安時代の10世紀に位置づけられる15体の仏像・神像と12世紀の作とみられる薬師如来坐像があります。かつては向陽寺という寺院があり、そこに安置されていたと考えられています。現在は、昭和初期に建てられた薬師堂で保存されています。10世紀の諸像は素朴な作風や一木造で内刳りのない造法が類似しており、都周辺とは異なる在地色の強い造像がうかがえます。

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愛称「レガシズ」は、英語の「レガシー(legacy=遺産・財産・受け継いだもの)」と、静岡県の「シズ」から付けられました。
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