文化財は、わたしたちの国の長い歴史のなかで生まれ、
伝えられてきた大切な宝物です。
静岡県では、国の法律や県の決まりにもとづいて、
文化財を大切に守りながら、活用をすすめています。
また、みなさんの住んでいる町でも、それぞれの決まりにしたがって、文化財を守っています。
文化財は、わたしたちの歴史や文化、芸術を語るうえでなくてならないものです。
ここでは、文化財を守るための制度や取り組みについて説明します。
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国・県・市町では、歴史・文化などの面から重要な文化財を選び、指定しています。
「(国・県・市町)指定文化財」になると、将来に伝えていくために、きちんと管理や修理したり、たくさんの人に文化財にふれてもらう工夫をしたり、さまざまな取り組みが行われます。
このような指定文化財のなかでも、とくに重要なものを「国宝」と呼んでいます。国宝は、世界的にみても価値の高いものであり、国民みんなの宝物です。 -
文化財のなかには、指定文化財ではないけれども、未来に残したいものがたくさんあります。このような文化財をはば広く守るためにつくられたのが「登録文化財」制度です。
この制度は、地域の人たちなどが自主的に文化財を守り・活用していくことを目的につくられたもので、指定文化財よりも管理などの決まりがゆるやかです。
このような登録文化財には、わたしたちに身近なものが多く、駅や倉庫、旅館など、いまも使われている建物がたくさんふくまれています。
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文化財を未来に残していくためには、文化財に必要な材料や道具を作る技術や、文化財を修理する技術もいっしょに伝えていかなくてはなりません。
国・県・市町では、文化財を残すために欠かせない技術を「選定保存技術」として、技術を記録したり、技術を伝える人材を育てたりしています。たとえば、昔ながらの方法で絹を作る技術などが選ばれています。 -
埋蔵文化財とは、地中にうまっている遺跡や土器などのことです。静岡県には、約9,000の遺跡があり、多くの埋蔵文化財が残されていると考えられます。
静岡県埋蔵文化財センターでは、このような埋蔵文化財の調査、研究、活用、修復・保管をしています。また、2階の展示室には、発掘された縄文や弥生時代の土器などが展示されています。
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愛称「レガシズ」は、英語の「レガシー(legacy=遺産・財産・受け継いだもの)」と、静岡県の「シズ」から付けられました。
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